音の記憶 第4回 東の風、西の風 ドビュッシーの「西風の見たもの」

クロード・ドビュッシー(1862-1918)
ロマン派にはない自由な和声の概念を取り入れ、以後の音楽に多大な影響を与えた。東洋文化との親和性も高い。

本日はドビュッシーの誕生日ということで、短いバースデーポストを投稿します。

最近、五味康祐の剣豪小説「喪神」に深い感銘を受け、オーディオマニアとして知られているこの作家について調べていると、彼はなんとドビュッシーの前奏曲第1集・第7曲「西風の見たもの」より着想を得て本作を書いたらしい。改めて「西風を見たもの」を聴き、吹き荒れる不穏な風、殺気漲る緊張感、静寂と表裏一体の苛烈さなど、五味のエッセンスがしっかり凝縮されていることを確認。まさかドビュッシーが日本の戦国時代とリンクするとは!「西風が見たもの」が剣士たちの命を懸けた決闘であったなどと誰が想像しえただろうか?

「喪神」を読んでこのビデオを見ると、ミケランジェリが孤高の剣士「幻雲斎」に見えてくるから不思議だ

同じく前奏曲第1集に収められた「沈める寺」もお楽しみあれ

ちなみに五味康祐記念館では彼の所蔵したコレクションを聴くことのできるレコードコンサートを定期的に開催しているらしい。是非聴きにいきたい。

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